「マンツーマンとグループ、どっちにすれば良いんだろう?」——スクールを探し始めると、この迷いにぶつかる方は多いのではないでしょうか。
料金だけ見るとグループのほうが圧倒的に安い。でも「本当に上達するにはマンツーマンじゃないといけないのでは?」という不安もある。実はこの二択の間に、見落とされがちな第3の選択肢があります。この記事では、マンツーマン・セミパーソナル・グループの3形式を、1人あたりの実質指導時間と料金を数値で比較しながら解説します。
- 3形式の実質指導時間・料金・向いている人の違い
- 同じ予算でどちらが得かのコスパ比較
- 目的別(100切り・短期集中・長期継続)の選び方
初心者〜100切り目標の方には、マンツーマンとグループの中間にあたるセミパーソナルが最もバランスの取れた選択肢です。
「マンツーマンは高すぎる、グループは指導が物足りない」と感じる方には、セミパーソナル形式が現実的な解決策になります。
【結論】目的と予算で選ぶのが正解(比較表で即答)
| 形式 | 1人あたりの実質指導時間 | 月額目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| マンツーマン | 30〜50分(全時間が自分への指導) | 月4回で48,000〜96,000円程度 | 短期集中・スイング改造・データ重視 |
| セミパーソナル(2〜4名) | 13〜25分 | 月8回で9,000〜17,000円程度 | コスパよく個別指導を受けたい・100切り目標 |
| グループ(4〜8名) | 6〜15分 | 月8回で5,500〜9,000円程度 | 長く楽しく続けたい・仲間が欲しい |
結論を先に言うと、初心者〜100切り目標の方にはセミパーソナルが最もバランスが取れた選択肢です。マンツーマンほど高額でなく、グループより指導時間が長い中間形態が、実際の市場では多く提供されています。
マンツーマン・セミパーソナル・グループの違い
3つのレッスン形式を比較
| 比較項目 | マンツーマン | セミパーソナル | グループ |
|---|---|---|---|
| レッスン人数 | 1名 | 2〜4名 | 4〜8名 |
| 1人あたりの実質指導時間 | 30〜50分 | 13〜25分 | 6〜15分 |
| 料金(1回あたり) | 12,100〜23,925円(税込) | 5,000〜15,000円程度 | 685〜2,200円程度 |
| カリキュラム | 完全個別対応 | 個別対応(一部共通) | 共通プログラム中心 |
| 仲間・コミュニティ | できにくい | 少人数で親しみやすい | 同じ目標の仲間ができやすい |
| 主なスクール | RIZAP GOLF、GOLFTEC、ゴルフパフォーマンス | チキンゴルフ、サンクチュアリゴルフ、ZEN GOLF RANGE | ステップゴルフ、BEAGLE(ビーグル) |
実は多い「セミパーソナル」という選択肢
ゴルフレッスン選びは「マンツーマン vs グループ」の二択で語られがちですが、実際の市場ではセミパーソナル(2〜4名の少人数制)を提供するスクールが多く存在します。チキンゴルフは最大4名でコーチが個別指導する形式、サンクチュアリゴルフは少人数グループでレッスン受け放題、ZEN GOLF RANGE(ゼンゴルフレンジ)も少人数制のレッスンを提供しています。「マンツーマンは高すぎる、でもグループだと指導が物足りない」と感じる方にとって、セミパーソナルは現実的な選択肢です。
マンツーマンレッスンのメリット・デメリット
メリット①レッスン時間すべてが自分への指導
30〜50分のレッスン時間が、丸ごと自分だけへの指導に使われます。コーチが自分のスイングだけを見続けるため、細かな問題点をその場で指摘・修正してもらえます。グループでは「他の人への指導を聞いて待っている時間」が発生しますが、マンツーマンにはそれがありません。
メリット②自分の課題に特化したカリキュラム
進捗に合わせてカリキュラムを柔軟に変更してもらえます。「今日はアドレス(構え方)の修正だけに集中したい」「先週言われたポイントをもう少し深めたい」という要望をその場で伝えられるのは、マンツーマンならではの利点です。
メリット③人目を気にせず質問・練習できる
「こんなことを聞いたら恥ずかしい」「失敗したところを見られたくない」という心理的ハードルがありません。完全個室形式のスクール(RIZAP GOLF・GOLFTEC・ゴルフパフォーマンス)なら、他の受講生の目線を気にせず集中できます。
デメリット①1回あたりの料金が高い
RIZAP GOLF(ライザップゴルフ)は1回23,925円(税込)、ゴルフパフォーマンスは1回19,800円(税込)、GOLFTEC(ゴルフテック)は1回12,100円(税込)です。月4回通うとすると、月48,400〜95,700円(税込)の計算になります。グループ通い放題と比べると、毎月の費用は大きく異なります。
デメリット②コーチとの相性リスクが大きい
マンツーマンでは特定のコーチと長期間向き合います。そのため、相性が合わなかった場合の影響が大きくなります。入会前の体験レッスンでコーチの指導スタイルを必ず確認し、コーチ変更に対応しているスクールかどうかも確認しておくことをおすすめします。
デメリット③ゴルフ仲間ができにくい
完全個室のマンツーマン型スクールでは、同じスクールに通う仲間と接点が生まれにくいです。「ゴルフを通じて仲間を作りたい」「一緒にコースに出る友達が欲しい」という目標がある方には、グループ形式のほうが自然に人脈が広がります。
グループレッスンのメリット・デメリット
メリット①月額料金が安く続けやすい
ステップゴルフの月額5,478円(税込)〜(通い放題)のように、グループ形式は月の費用を大幅に抑えられます。「とにかく長く続けること」を優先したい方、「費用を抑えながら習慣化したい」という方にとっては、継続しやすい金額設定です。
メリット②仲間と刺激し合える
同じ目標を持つ仲間が周りにいることは、モチベーション維持に大きく貢献します。「あの人が上達しているなら自分も」という刺激、一緒にコースに出る仲間ができるという社会的なつながりは、独学では得られない価値です。ゴルフ仲間ができてからのほうが、通い続けるモチベーションが高まるという声も多く聞かれます。
メリット③他の人のスイングから学べる
自分とは異なる体型・スイングタイプの人への指導を横で聞くことで、「自分には当てはまらないがそういう考え方もある」という気づきが生まれることがあります。コーチが別の受講生に伝えたアドバイスが、自分の改善ヒントになるケースも珍しくありません。
デメリット①1人あたりの指導時間が短い(実質10分の計算)
グループレッスン(6〜8名)の60分では、コーチが巡回指導するため1人あたりの指導時間は約6〜10分になります。「放置されている」「もっと見てほしい」と感じるのは、グループ形式の特性を知らないまま入会したことが原因のことが多いです。この実態を事前に把握した上で選ぶことが重要です。
▶ ゴルフレッスンは意味ない?効果の真実デメリット②レベル差がストレスになる場合がある
同じグループに自分より大幅に上手い人・下手な人が混在すると、レッスンの進行に違和感を感じることがあります。スクールによってはレベル別クラスを設けていますが、クラス数が少ない場合は自分に合ったクラスが選べないこともあります。入会前に「どのようにクラス分けをしているか」を確認することをおすすめします。
デメリット③自分の課題に集中しにくい
グループでは全員に共通のカリキュラムで進行することが多く、「今日は自分はこれを集中的に直したい」という個別ニーズに応えにくい面があります。自分のペースで課題を深めたい方や、特定のスイングの癖を集中的に修正したい方には、物足りなさを感じることがあります。
同じ予算でどちらが得か?コスパ比較
月1万円の場合
- グループ・セミパーソナル ステップゴルフ(月額8,778円・税込・全日プラン)なら通い放題。月8回通えば1回あたり約1,097円(税込)です。ZEN GOLF RANGE(ゼンゴルフレンジ)のセミパーソナルは月額7,678円(税込)〜+打席料550円(税込)/回で利用できます。
- マンツーマン 月1万円ではGOLFTEC(ゴルフテック)でも1回12,100円(税込)のため、月1回分にも届きません。月1万円の予算ではマンツーマン型は現実的ではなく、グループ・セミパーソナルが唯一の選択肢です。
月2万円の場合
- グループ・セミパーソナル ステップゴルフ(月額8,778円・税込)なら通い放題で月2万円に十分収まります。チキンゴルフのセミパーソナルはローン分割で月2万円程度でカバーできます。
- マンツーマン GOLFTEC(ゴルフテック)の15回パック(181,500円・税込)を9ヶ月かけて消化する場合、月換算約20,167円(税込)です。月2万円でマンツーマン型に通えるのはGOLFTECが選択肢に入ります。
総額30万円投資の場合
同じ30万円でも、マンツーマンは「少ない回数・高密度な個別指導」、グループは「多い回数・長期継続」という、まったく異なる投資の形になります。
- マンツーマン GOLFTEC(ゴルフテック)の25回パック(286,000円・税込)で約2年間(月2回ペース)通えます。ゴルフパフォーマンスの12回プランは239,400円(税込)で収まります。
- グループ ステップゴルフ(月額8,778円・税込+入会金43,780円)なら、入会金を引いた約256,220円で29ヶ月(約2年半)通い放題。週2回通えば合計約230回のレッスンを受けられる計算です。
目的別|どちらを選ぶべきか
100切りが目標 → セミパーソナルが最適解
セミパーソナル(2〜4名)が費用対効果の観点から最もバランスが取れた選択肢です。チキンゴルフは最大4名での個別指導で基礎完成を16回で目標とし、ゴルフパフォーマンスは100切り保証(5ラウンド以内という条件付き)を設けています。
短期間で集中上達したい → マンツーマン
「3ヶ月でコースデビュー」「半年で100切り」という期限がある場合はマンツーマン型が向いています。RIZAP GOLFは2ヶ月16回で100切り目標のプログラムを提供、GOLFTECはモーションセンサーでスイングを数値化し短期間での修正に特化しています。
長く楽しく続けたい → グループ通い放題
ゴルフを趣味として長期的に楽しみたい、仲間と一緒にコースに出たいという方には、月5,000〜9,000円(税込)程度で何度でも通えるグループ通い放題型が最も合っています。
スイングを根本改造したい → マンツーマン一択
長年の癖を直す「スイング改造」はグループでは対応しにくいテーマです。GOLFTECはOptiMotionというモーションセンサーでスイングの動きを数値化し、「何度・何センチずれているか」を具体的に可視化してスイング改造に取り組める環境を提供しています。
よくある質問(FAQ)
Q. マンツーマンレッスンの相場はいくらですか?
1回あたり12,100円(税込)(GOLFTEC・ゴルフテック)〜23,925円(税込)(RIZAP GOLF)が現在の主要スクールの範囲です。入会金は0円(GOLFTEC)〜55,000円(税込)(RIZAP GOLF)と差があります。
▶ ゴルフレッスンの料金相場はいくら?月謝・回数制を解説Q. グループレッスンは何人が一般的ですか?
4〜8名が一般的です。サンクチュアリゴルフは6名前後、ブリヂストンゴルフアカデミーは6〜8名程度です。人数が多いほど1人あたりの指導時間は短くなるため、入会前に定員人数を確認することをおすすめします。
Q. セミパーソナルレッスンとはどんな形式ですか?
マンツーマンとグループの中間にあたる2〜4名程度の少人数レッスンです。コーチが少人数の受講者を個別に指導するため、グループより指導時間が長く、マンツーマンより費用を抑えられます。チキンゴルフ・サンクチュアリゴルフ・ZEN GOLF RANGE(ゼンゴルフレンジ)などが提供しています。
Q. 初心者はマンツーマンとグループどちらがおすすめですか?
スイングの基礎を正しく覚えることが最優先です。予算に余裕があればマンツーマンが上達スピードの面で有利ですが、セミパーソナル形式でも十分な個別対応が受けられます。「まず続けること」を優先するなら、グループ通い放題で通う習慣を作ることも有効な選択です。
▶ ゴルフ初心者はレッスンから始めるべき?Q. グループからマンツーマンに途中で切り替えることはできますか?
月額制のグループスクールからマンツーマン型スクールへの乗り換えは自由です。ステップゴルフはいつでも解約無料のため乗り換えのハードルが低いです。グループに通って「上達を実感できない」「もっと個別指導が欲しい」と感じたら、体験レッスンを受けて切り替えを検討することをおすすめします。
まとめ:迷ったらセミパーソナルの体験レッスンから
マンツーマン・セミパーソナル・グループ 目的別まとめ
- 短期集中・スイング改造・データ重視:マンツーマン(月4回48,000〜96,000円程度)
- 100切り目標・コスパと指導品質のバランス:セミパーソナル(月8回9,000〜17,000円程度)
- 長期継続・仲間づくり・費用重視:グループ通い放題(月8回5,500〜9,000円程度)
「どれにすればいいかわからない」という方は、セミパーソナル形式のスクールの体験レッスンから始めることをおすすめします。マンツーマンとグループの中間の指導感覚を実際に体感することで、「自分にはどちらが合うか」の判断がしやすくなります。
体験レッスンで確認すべきポイントや、形式以外の選び方チェックポイントは以下の記事をご覧ください。
▶ ゴルフレッスン体験の流れとチェックポイント ▶ ゴルフレッスンの選び方完全ガイド【失敗しない基準】 ▶ ゴルフレッスンの料金相場はいくら?月謝・回数制を解説 ▶ インドアと屋外ゴルフレッスンの違いを比較

💡 編集部より
1人あたりの実質指導時間は、上位記事が「グループだと指導時間が短い」と書くだけで終わっている部分を数値化しました。60分のグループレッスン(6名)であれば、純粋に1人に割り当てられる指導時間は約10分です。この差を知ることが、形式選びの判断材料になります。