「練習しているのに全然上手くならない」「コースに出るとボロボロになる」——ゴルフを始めた多くの方が、こうした壁にぶつかります。
上達しない原因の多くは、「センスがない」のではなく練習の方向性が少しずれているだけです。やりがちな失敗パターンを知っておくだけで、同じ時間・同じ練習量でも結果が大きく変わります。この記事では、初心者がよく陥る7つの失敗と、その改善策をまとめました。
- 初心者がやりがちな失敗7パターンと具体的な改善策
- スクール選びで失敗しないためのポイント
- ゴルフで挫折しないための心構え
上達しない原因は「センスがない」のではなく「練習の方向性が少しずれているだけ」です。失敗パターンを知っておくだけで、結果が大きく変わります。
これらは全て「知っておけば防げる」失敗です。最も効果的な予防策は、最初からプロに習い、自分のスイングを客観的に見られる環境を整えることです。
ゴルフ初心者がやりがちな失敗7選
①自己流で練習を続ける
最も多く、最も影響が大きい失敗です。打ちっぱなしで自己流に打ち続けると、誤ったフォームが体に染み込んでいきます。「なんとなく飛ぶようになってきた」と感じていても、変な癖がついている場合がほとんどです。自己流の癖は、一度固まると修正に通常の2〜3倍の時間がかかると言われています。「最初は独学でやってみてからレッスンに行こう」という考えは、後で修正コストがかかるため逆効果です。
▶ ゴルフレッスンは意味ない?効果の真実②ドライバーばかり練習する
「ゴルフといえばドライバーで遠くに飛ばすこと」というイメージから、ドライバーの練習に時間をかけすぎる方が多いです。しかしスコアに最も直結するのは、50ヤード以内のアプローチとパターです。スコアの約60〜70%はグリーン周りで決まると言われています。ドライバーを100ヤードしか飛ばなくても、アプローチとパターが得意であればスコアは大きく縮まります。練習時間の半分程度をショートゲームに使うことを意識しましょう。
③フルスイングで力いっぱい振る
「強く振れば遠くに飛ぶ」という感覚でフルスイングを繰り返していると、体に余計な力みが入り、スイングが安定しません。ゴルフは「力で飛ばす」のではなく「正しいタイミングとフォームで飛ばす」競技です。力を抜いたハーフスイング(フルスイングの半分程度の振り幅)でボールにきちんと当てる練習のほうが、フォームの定着には効果的です。
④練習場では打てるのにコースで打てない
「練習場では当たるのにコースだと全然ダメ」というのは、初心者から中級者まで非常によくある悩みです。練習場のマット(ゴムや人工芝)は地面のミスを吸収してくれますが、コースでは傾斜・芝の状態・ライが毎回異なります。また「OBを打ちたくない」「同伴者に見られている」というプレッシャーも加わります。練習場での感覚をコースで発揮するためにはラウンド経験を積むことが最善の方法です。「上手くなってからコースに行こう」と先延ばしにすると、この問題はいつまでも解決しません。
⑤YouTubeやSNSの情報をつまみ食いする
「A動画では右手を意識しろと言っていたが、B動画では左手が大事と言っている」——こうした状況に迷い込むと、スイングがどんどん崩れていきます。複数の情報を混ぜて実践すると、体が混乱して何も定着しません。情報収集は最低限に留め、「今週はこの1点だけを意識する」と決めて練習するほうが格段に効果的です。コーチに習っている場合は、コーチの指示以外の情報は一時的に無視するくらいの割り切りが上達を早めます。
⑥「上手くなってからコースに行こう」と先延ばしにする
「まだコースに出るレベルじゃない」と感じて、いつまでも練習場だけで練習し続けるのも失敗パターンのひとつです。コースでしか学べないことは多く、傾斜・風・芝の状態・コースマネジメントはコースに出て初めて体感できます。コースデビュー時のスコアは140〜160程度でも問題ありません。「ミスしながら覚える」ことがコース上達の本質です。スクールによってはコースデビューサポートや初心者向けのラウンドレッスンを提供しているため、初めてのコースへの不安はこうしたサポートを活用することで和らげられます。
⑦自分のスイングを動画で確認しない
「自分では正しく振っているつもり」でも、実際に動画で見ると全然違うことがよくあります。頭の中のイメージと体の実際の動きは大きくずれているため、感覚だけで修正しようとしても限界があります。スマートフォンで自分のスイングを撮影してコーチに見てもらう、またはシミュレーター完備のスクールで客観的なデータを取ることで、問題点が明確になります。GOLFTECはOptiMotionというモーションセンサーでスイングを数値化し、「何度・どこがずれているか」を可視化します。
スクール選びで失敗しないためのポイント
自分のレベルと目的に合ったレッスン形式を選ぶ
グループレッスン(6〜8名)では1人あたりの指導時間が10〜15分程度になります。「もっと個別に見てほしい」という場合は、セミパーソナル(2〜4名)やマンツーマン型に切り替えることで解決することがあります。また「コースでの実践感覚を磨きたい」のにインドア限定のスクールだけで練習していると、頭打ちになりやすいです。自分の目的に合ったスクールタイプを選ぶことが前提です。
「通いやすさ」を最優先にする
どれだけ良いスクールでも、通えなければ意味がありません。「職場から30分かかるスクール」と「駅直結で5分のスクール」では、継続率が大きく変わります。月額通い放題型の場合、通う回数がそのままコスパに直結します。まず「毎週無理なく通える距離か」を確認することをおすすめします。
スイング分析やデータ計測の有無を確認する
「感覚的な指導」だけのスクールと、シミュレーターやモーションセンサーで数値を出しながら指導するスクールでは、問題の発見スピードが異なります。特に「何を直せばいいかわからない」という状態が続いている方は、データ計測環境が整ったスクールに変えることで突破口が見つかることがあります。
失敗を防ぐスクールの活用法
レッスンの復習を自主練で定着させる
レッスンに通うだけで、その後の復習をしない人が多いです。コーチに言われた1点を、当日中に5分でいいので素振りで反復する習慣を作ると、次のレッスンでの吸収率が大きく上がります。「レッスンを受けただけで満足している」状態が、上達の停滞を引き起こす大きな原因のひとつです。
コースデビューサポートがあるスクールを選ぶ
初めてのコースへの不安を解消する方法として、コースデビューサポートが充実しているスクールを選ぶことが有効です。サンクチュアリゴルフは毎週土曜に送迎バス付きのコースレッスンを開催しており、ゴルフパフォーマンスはゴルフ場を貸切にした実践レッスンを提供しています。「スクールで練習するだけ」で終わらず、コース実践の機会があるスクールのほうが失敗を防ぎやすくなります。
初心者向けサポートが充実しているスクールを選ぶ
スクールによって初心者向けのサポート内容は大きく異なります。スイング分析(ゴルフテック・チキンゴルフ等)、コースデビューサポート(サンクチュアリゴルフ等)、少人数での個別対応(ゴルフパフォーマンス・RIZAP GOLF等)など、自分の失敗しやすいポイントをカバーしてくれるスクールを選ぶことが大切です。
▶ ゴルフ初心者向けおすすめスクール5選 ▶ ゴルフ初心者にレッスンは必要?始めるタイミングと失敗しない選び方ゴルフで挫折しないための心構え
上達には必ず停滞期がある
練習を続けているのにスコアが変わらない時期は、誰にでもあります。これは失敗ではなく、体がフォームを自動化する処理中の正常なプロセスです。「停滞期だから辞めよう」と判断するのはもったいないです。
▶ ゴルフ初心者の上達期間は?スコア別の目安と最短ルートスコアより「できたこと」に目を向ける
「今日は100打以上叩いた」と落ち込むより、「先週できなかったクラブの当て方が今日できた」「コーチに言われた1点を意識して打てた」という小さな成功体験に目を向けることが、継続のカギになります。スコアは複合的な要素で決まるため、上達していてもスコアに反映されるまでタイムラグがあります。スコア以外の「できるようになったこと」を記録しておくと、自分の成長が見えやすくなります。
一緒に練習する仲間やコミュニティを作る
「一人で練習場に通い続けている」人より、「仲間と一緒にコースに行く約束がある」人のほうが継続率が高くなります。グループレッスンやスクールのコミュニティに参加することで、同じ目標を持つ仲間ができ、モチベーションが維持しやすくなります。「一緒にラウンドに行く約束をする」という小さな目標が、練習の継続を後押しします。
よくある質問(FAQ)
Q. ゴルフが上手くならないのはセンスの問題ですか?
センスよりも、練習の方向性と継続期間の影響のほうが大きいです。「センスがない」と感じている多くの場合、練習方法が間違っているか、上達に必要な期間をまだ経過していないかのどちらかです。正しい方向性で継続できれば、センスに関わらず上達できます。
Q. 独学では上達は無理ですか?
独学でも上達できますが、時間がかかります。同じ時間・同じ回数の練習でも、プロに習っている場合と比べると上達スピードに大きな差が出ます。独学の最大のリスクは「悪い癖がついたまま時間が経過してしまう」ことです。
Q. レッスンに通っても上達しない場合はどうすればいいですか?
コーチとの相性・スクールのタイプ・通い方の3つを見直すことをおすすめします。コーチが毎回変わるスクールや、1人あたりの指導時間が極端に短いグループレッスンでは上達しにくい場合があります。別スクールの体験レッスンを試してみることが解決の近道です。
Q. 何ヶ月続ければ上達を実感できますか?
週1〜2回のペースで、1〜2ヶ月(4〜8回)でスイングの変化を実感し始める方が多いです。スコアへの反映は3ヶ月(12〜24回)を目安にするとよいでしょう。
▶ ゴルフ初心者の上達期間は?スコア別の目安と最短ルートまとめ
初心者がやりがちな失敗7選まとめ
- 自己流で悪い癖をつけてしまう
- ドライバーばかり練習してショートゲームを軽視する
- フルスイングで力いっぱい振り続ける
- 練習場だけで満足してコースに出ない
- YouTube・SNSの情報を混ぜてスイングが混乱する
- 「上手くなってから」とコースを先延ばしにする
- 自分のスイングを動画・データで客観視しない
これらは全て「知っておけば防げる」失敗です。最も効果的な予防策は、最初からプロに習い、自分のスイングを客観的に見られる環境を整えることです。失敗を防ぐという視点でスクールを選びたい方は、まず体験レッスンを複数社で試してみましょう。

